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〜1ヶ月で脱初心者!!〜
現役ギター講師が教えるギター練習法!

■□■□■□■□■□第37号:毎週月・水・金曜日配信
2010.4.7
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:本日の目次:
0.真面目な雑談
1.うまい人とは
2.次回予告と最後に
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こんにちは、瀧澤です。
今日は読むだけでうまくなるような
メンタル面の話をしようと思います。

僕が一番伝えたい事でもあるので
次号からのメルマガは読まなくても
今日のメルマガだけは
是非最後まで読んで欲しいと思います。


月曜日から僕自身の話をしてますが
「次回が楽しみです!!」なんて
メールを沢山頂けて
非常に嬉しいです。

中には
「話を聞いているだけで
うまくなれそうな気がします。
どういう角度で音楽と付き合ってるのか
目線が参考になる」なんて
言ってくれる人もいました。

実は本当に参考にして欲しいのは
ズバリその点であって、
うまくなるとか下手だとか
結構気持ち一つだと思うんですよね。


例えば練習フレーズを100個覚えて
毎日3時間かけてそれを練習している
人がいたとして。

みなさんはどう思いますか??

「すげぇ!!見習わなきゃ!!」
「効果ありそう!!」
「え、無駄じゃね??」
「そんなん必要あんの??」


あなたの友達、同僚、
誰でも構いませんのでイメージしてください。

その人がこう言っていたら。

「俺メカニカルな練習フレーズが好きで
本を買い漁って100種類覚えてさ。
全部毎日数時間かけて練習してんだよね。」

どう思いますか??

メールを読んでいる手を少し止めて
2〜3分考えてみて下さい。

・・・

・・・

どうでしょうか??
自分の考えはまとまりましたか??

もう少し引っ張ってみます。

例えば野球ってスポーツがありますよね。

バットの素振りってかなり大事で
欠かせない練習の一つですよね。

大事な試合で完璧なスイングをするために
毎日素振りの練習をしているんですよね。

けれどこういう野球男児がいたらどうでしょう。

「俺さ、試合は全くやってないんだけれど
素振りの方法を100種類覚えてさ、
それを全部毎日練習してんだよね。
やっぱりうまくなりたいもんね!!」

いや、まず試合しろよって思いますよね。
試合抜きの上達はありえないだろって。


ギターにおける素振りも大事で
それによって劇的な効果がある事も
きっとあるでしょう。

無駄だ、とは言いません。
必要な時もあると思います。

ですが、素振りばっかりに気を取られて
「練習の達人」にはなっても
全然意味がなくないですか??

「素振りにかけてはピカイチ。」
なんて言われても
「なんじゃそりゃ!!」ってなりますよね。

ギターを競技だと捉えているのなら
それはそれでいいのかも知れませんけれど
少なくともコレを読んでくれている
あなたは違うと思います。

練習はあくまで練習です。
目先の物に囚われすぎて
本質を忘れないように気をつけて下さいね。


さて、前置きは長くなりましたが
今日は一問一答の日です。

1つ、先日頂いたメールを紹介します。
そちらもメンタルの話をしているのですが
必ずあなたの役に立つと思います。

是非参考にしてください。


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Q.プロの人は指が勝手に
動いているんですか??

曲を弾くときにはそれを練習して
弾ける様になると思いますが
メルマガでは違う曲をよく練習してたら
結果的にうまくなったって言ってますよね??

どんなに難しい曲が弾けるようになっても
他のもっと簡単な曲は弾けなくないですか??
プロの人は持ち曲だけプロ、
というイメージがあります。

そもそもギターがうまいとは
どういう事をさすのでしょう。
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A.
僕はプロではないので
(そもそもプロって何??)
あくまで僕個人の意見ですが、
指が勝手に動いている、
というよりも無意識に動かせている、
という感じでしょうか。

例えば「いただきます」という言葉を喋るとき、
「い」は口を横に開いて喉をすぼめて発音して、
「た」は前歯の裏に下を置いて息を溜めて破裂させて、

なんて感じでいちいち意識して
言葉は喋りませんよね??
それにかなり近いと思います。

フレーズを弾くときに
「ここは13フレット、ココはハンマリング・・・」
なんて意識は全くしてません。
フレーズをイメージして
「こういう音を出したい」って
思っているだけなんです。

そして、あなたも
「いただきます」と言おうと
思って言うわけではなく
ご飯が目の前に出されて
シュチュエーションと感情がマッチした時、
自然と「いただきます。」が出ますよね。

これは僕個人的な感覚かも知れませんが
大抵のギタリストも同じ感覚だと思います。

なので正確に言葉に表すと
僕自身はギターを弾いている時は
「何も考えてない。」が一番しっくりきます。


そして、
ある曲を練習して弾ける様になっても
結局別の曲を弾こうとしたら
たとえ簡単な曲であったとしても
また練習しなければならないのか、というと
そんな事はないと思います。

例えば僕らは日本語で生活してますよね。

日本人レベルで日本語を理解できれば
色んな本も映画もアニメもテレビも
楽しむ事が出来ます。

「日本語」という本質的なスキルが
身に付いているからこそですよね。

「ギターを弾く」というスキルが身につけば
自分の実力に見合った分の曲は
苦労する事なく弾けるはずです。

自分のスキルから見て
かなり簡単な曲であれば
聞くだけで弾ける時もあるはずです。


そして「ギターがうまい」という価値観も
人それぞれなので一概には言えないです。

ある人にとっては
「テンポ300でバリバリ早弾きする人」が
最高に「ギターうまい人」かも知れませんが、
自分はそうは思いません。

日本語の早口言葉を流暢に話せても
日本語自体が喋れないようなイメージでしょうか。

もちろんそれを「日本語がうまい」と
評価する人もいますけど
ちょっと「うまい」のニュアンスが
違いますよね。

一概に「これがうまい人」とは
誰にも言えないです。

「足が速い人」といっても
小学生レベルなのか
オリンピックレベルなのかで
フォーカスが全然違いますよね。


でもコレを逆に言うと、
「自分の中でのうまい人って
どんな人なのか。」というのを
しっかりイメージ出来れば
他の人と既に差をつけていると思います。

その「自分が思ううまい人」が
「自分の目標」と重なるならば、
どこに向かえばいいかは
逆算すれば自然とわかりますよね。

一番の上達の秘訣は
「自分の目標イメージを確立させる事」
なのかも知れません。


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・次回予告と最後に

というわけで偉そうに
ベラベラと喋りましたけれど
何となくわかって頂けましたか??

「自分が思ううまい人」。

これは人それぞれで
すぐに思いつく事でもありません。

けれど少し時間を取って
是非考えてみて下さいね。

そしてそのイメージが固まったら
僕にもそのイメージを教えてくださいね。

あと、関係ないけれど
日本には音楽の「プロ」という定義がないので
その言葉に騙されてはいけませんぜ。

「俺プロだから。」って言っている自称プロは
経験からいうと8割方どーしよーもない奴です。

早いところプロ検定とか資格が
作られればいいのになぁ、と思いますけどね。

なので僕の事を「プロだ」って
言ってくれるのは嬉しいんですけれど
別にプロじゃないし!!って感じです(笑)。

そんな事恥ずかしくて言えねー!!


次回は僕の高校生時代からの
話をしようと思います。

オススメCDなんかも
紹介していくつもりですので
是非参考にして下さいね!!

ではでは!!


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発行者:瀧澤克成

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